Case Study

中庭のある家

緑を植えて室内に気持ちいい風景・光・風を取り込みたい。
そんな要望に対し本庭と中庭を配置し、内外からのバランスを考慮し様々な樹木を植えた。
中庭に面する木製建具は隠し框とし、余計なモノを無くしシンプルに仕上げた。
本庭には全引込型のサッシとし、室内にいながら樹木や風を感じれるように工夫した。
大屋根は軒を無くしたシンプルは箱型だがキャンチレバーを用いて少しずつズラすことで要所に軒の機能をプラスした。
外壁はガルバリウム鋼板と木実板。真逆の素材感でシンプルなファサードのバランスを取った。
巾木・枠廻りの見え掛りを簡単に見せることで余計な線を排除し、鉄・石・木・紙などの素材感をより感じれる空間となった。
天井から一定の距離で垂れ壁を残すことで、室内から見える景色を限定し落ち着けるように配慮した。
オーダーキッチンを取り入れ、家具の延長線上とすることで全体の統一感を保っている。
シンプルながら存在感のあるストリップ階段は、ササラのスチールをグラファイトのチャコールで仕上げ差し色とした。
玄関正面に魅せ壁としてマグネットペイント仕上げとし、そこにオリジナルのスチールFIXとレトロガラスをはめ込んだ。
裏側には小さな手洗いを設けて、パブリックスペースとしても使えるよう配慮した。

工事概要

【所在地】大阪府枚方市
【構造】木造軸組み
【工事内容】解体工事・新築工事・造園工事など