SIKISIMA INFORMATION
DATE:2014.08.31
こんにちは!プランナーの西岡です。
先日は休日を利用して瀬戸内海の直島と豊島に行ってきました。
目的は建築家の安藤忠雄さんが設計した美術館やホテルがある
ベネッセアートサイトなどの建築巡りです。
直島に着いてすぐ迎えてくれたのは草間弥生さんのかぼちゃのオブジェ。
ここを通り過ぎるとすぐにベネッセアートサイトに入ります。
宿泊は美術館と宿泊施設が併設されているベネッセハウスのビーチホテルに泊まりました。
エントランス部分などはコンクリート打ち放し、宿泊スペースは杉板張りがメインになっていました。これほどの面積となると杉の量もすごいなと圧倒されます。
ベネッセハウスは美術館内に宿泊施設がありカフェルームなどに行くときは
美術館の中を通っていきます。まさに「泊まれる美術館」です。笑
安藤建築はコンクリート造が多く木造や宿泊施設はあまり見たことがなかったので客室スペースをとても楽しみにしていました。
客室はそれほど広くはありませんが、いろんな工夫がされており狭く感じさせない気持ちの良い空間でした。私が意外だったのは家具、建具、建具枠などがすべてシナの共芯合板が使われていたことです。小口の積層部分を惜しげもなく見せながらもキレイなおさまりになっていました。
入り口を入ってすぐ左側に人造大理石の天板にアンダーシンクの洗面カウンターです。
私は試みたことがない配置です。とても面白いと思いました。
使いやすいのかどうかカウンターの周りを何度もグルグル回ってしまいました。笑
浴室とトイレの建具枠がシナの共芯合板でキレイにおさまっていました。
壁との間に5mmの溝を作って面は合わせていました。
カウンター横には各小物がきっちり納まるような寸法になっています。
細かな設計がされていますね。
ティッシュとコンセントもきっちり家具に埋め込まれています。
しかもコンセントの角のR部分までシナで合わせてカットされています。
家具だけでなく電気屋も巻き込んでの1mmもズレてはいけない仕事。笑
こういうのを見るとなにかテンションが上がりますね。
建具のスリット部分もシナの共芯合板でした。とてもキレイに見えます。
バルコニーも瀬戸内海を見渡せるとても気持ちの良いスペースでした。
美術館やアートスポットをたくさん巡ってきたのでまた続きを書こうと思います。